subjectとobjectについて

subject(subjectum)が「主観」という意味で用いられ出したのはDescartesからであって、また「主体」という意味で用いられ出したのはHegelからであるらしい。もともとはものの諸属性が属するところの基体を指すそうな。

となると、まずはAristotelesとスコラ哲学をきっちりやらないとどうにも整理できそうにないな。上記説明も簡単に裏が取れそうにない。

それと、今でこそsubjectは主観で、objectは客観であるが、もともとはobjectの方が観念や表象といった主観的なものを指し、subjectの方が客観的なものを指していたのだそうな。で、Descartesにおいてこの関係が顛倒するのだね。

まぁ、まずは『形而上学』をちゃんと読めってこったな。