2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

おいてけぼりの子猫。

イエネコの歴史について言及している記事があった。内容についてはリンク先を読んでもらうことにして、感想。正直尻すぼみ感が否めない。ここまで書いておいて、何故に単なる不快の表明で終わっているのか。冗長も甚だしい。この方の言う「識った以上は黙過…

一通り巡回してみての感想。

何だかエヴァブームの頃の状況を髣髴させますね。いや、リアクションの系統が。叩かれ方といい、ネタへのされ方といい、フォローのされ方といい、そっくり。ある程度の名をなした人が、テレビや全国紙などのメディアで、一般の期待を裏切る仕方で、私小説的…

倫理の臨床性。

私は動物が年間何十万匹も殺されていると聞かされても微塵も心が動かされることがない。それはちょうど毎日の如く見聞きする殺人事件のニュースにいちいち反応しないのと同様である。しかし、人であれ、動物であれ、それが私に対し現前しているというのなら…

いつの間にかカウントが400超え。

早いねぇ。

改めて当該記事を読んでみる。

最初のときと印象が違って読めた。どうにか連載を第一回から読んでみねばなるまい。連載記事である以上、コンテクスト依存度が高いことは予想できたはずなのであるが。そういう文章は部分だけ抜き出して読んでもよくわからないのである。要するに、私小説を…

勝手な都合。

動物が死傷させられた虐待されたといった類のニュースが報じられると、それへの反応として動物愛護家の方などにより「人間の勝手な都合」というフレーズがよく使われる。これについて思うのだが、では「勝手ではない」というのはどういう都合なのだろうか。…

作品と作者、罪と恥、思いつくままに。

彼女が子猫を殺したからといって、彼女が書いたものすべての価値が損なわれるわけではないと思うのですが、何故か作品の価値と作者の人格的価値とが同一でなければならないとする傾向が根強いな。また、物書きの方で、彼女の文章の拙さを論っているブログも…

行動選択の指針。

考えに考えた挙げ句、それでも思考がconflictし続けるというのならば、とりあえず、疑問は残るのだとしても、常識に従うのが一般的な作法である。そして、法律とはその国に於ける常識の集大成であり、迷ったなら法律に従えばよいのである。考えに考えてもお…

で、だ。

直木賞も取って、わざわざ日本を離れてタヒチで執筆活動して生活していけてる作家さんが、子猫が産まれたところでそれを養えないほどに貧乏なのか?――ということですよ。で、もし本当にそれほど貧乏だというならば、猫を飼ってるのは何でなのですか?――とい…

罪と責任。

他人の主張について、その論理が破綻していることを指摘するのは簡単である。だが、その破綻しているものを、破綻していることがわかっている上でわざわざ公表するのは何故なのか。彼女はこれを書くことを何かに強いられたのである。その何かとは一体何であ…

責任の範囲について。

件の子猫殺しのエッセイを掲載した廉で、日本経済新聞社をブログ上で非難したり実際に抗議の電話をかけている人が結構いるようなのだが、どれもいまいちよくわからない。いや、日本経済新聞社はこのエッセイの内容について責任を持たねばならないのかしらと…

権利と責任。

・ニュース(毎日新聞 2006年8月24日 3時00分 子猫殺し:直木賞作家・坂東さんがエッセーで告白) ・原文(プロムナード(日経新聞8月18日夕刊) 子猫殺し―――坂東眞砂子) ・法律(日本法 動物の愛護及び管理に関する法律)崖下に放り投げただけで殺したわけ…